懐石料理のルーツは茶の湯の茶会の席で振舞われた料理にあります。
その基本は一汁三菜という質素なものでありましたが、現在では前菜やお吸い物から始まる8品ほどのコース料理となっており、懐石料理と会席料理はほぼ同じ意味で使われております。
このような和食(日本料理)は様々なジャンルの料理のなかでも特に素材の良さ新鮮さが尊重される料理のひとつです。
四季の移り変わりのある日本で生まれた料理ですので、とても季節感を大切にします。
漆器、陶器、磁器などに趣向の凝らした盛り付けがされますので、たいへん華やかなおもてなしの料理です。
食材の旬はもちろんのこと、その前後の「走り」や「名残」の楽しみも和食の醍醐味です。